「Kids city」は、名東児童館で9月15日・16日に開催された小学校3年生以上の子どもたちが運営する、子どもだけのまちです。
キッズシティは本年度で10年目を迎え、大人は一切関与しないのが原則になっています。
シティには、市役所、ハローワーク、銀行、交番、飲食店3店、ネイル&ヘアなどのお店が出展しています。児童のアシストボランティアとして、大学生、子ども会ボランティアサークルのじゃりんこ、大人が各グループに配置されています。
子どもたちは、仲の良い友だち仲間や、店の主旨に賛同した児童でグループを編成しています。店を別々に開いている姉妹もいました。ハローワークで仕事を紹介してもらい働いて、銀行からお給料のシティ通貨をもらい、買い物ができる仕組みです。
どの店もプラカードを持ちシティ内をまわりお店のアピールをしていました。シティ銀行でお札の勘定が合わない場面があり、お金を扱うことの大切さを感じられたのではと思います。
日本で初めてキッズシティについての研修があり、持続可能な地域社会を形成させるために子どもの参画がいかに必要であるか学びましたが、シティを見学し、再確認しました。
子どもたちがお互いを認め、育ちあいをしている姿を半日の取材でしたが強く感じ、どの子も瞳がキラキラ輝いていたのが印象的でした。
地域のあるべき姿がキッズシティに凝縮されていると思いました。
アシストのボランティア学生は子どもたちのパワーに圧倒されたよう。
社会福祉協議会を知っている子はほとんどいなく、普段の暮らしの幸せを社協が担っていることや福祉学習で学校に行っていることを話すと理解できたようです。